Notionを基礎から学ぼうという連載のその4です。前回の記事はこちらです。
もっとにカッコよく
前回はドキュメントの構成を色々設定してみました。Notionには見出し、箇条書き、インデント等のブロックが用意されていて、これらを使って文書の構成を色々設定できるんですね。
でもNotionには他にもブロックがあって、それらを使うことでもっとカッコいい文書がつくれます。今回はそんなブロックたちをご紹介します。
これらのブロックは空のテキストブロックで「/」を入力すると候補が出て選択できますが、ブロック名の右にカッコ内で表示しているコマンドを入力する事でも呼び出し可能です。
区切り線(/div)
文章と文章の間に明確な区切りを設けたい時に使用します。薄い横線が表示されます。区切り線は「---」で呼び出すこともできます。
引用(/quote)
引用文を表示したい時に使用します。
入力されたテキストの左側に引用を示す太い線が表示されます。 ブロック先頭の 「⋮⋮」 をクリックして表示されるメニューの「引用サイズ」を選択すると引用文の文字サイズを「デフォルト」と「大」から選択できます。
引用ブロックで複数行のテキストを表示したい場合には入力後に「Shift + Enter」を押すと、同じブロックに入力できます。これは前回ご紹介したテキスト、箇条書き、下でご紹介するコールアウトなどのブロックでも同じです。
コールアウト(/callout)
目立たせたいテキストに使用します。
設定するとグレーの背景と先頭にアイコンのついた表示がされてテキスト入力できます。アイコンはクリックすると変更できます。
コード
プログラム言語を選択してコードを表示できます。スニペット等に利用可能です。入力されたテキストは設定されたプログラム言語にてシンタックスハイライトされ表示します。コードブロックは「/code」でも呼び出せるのですが、日本語版では候補の先頭に他の埋め込み機能がでてしまうので選択に注意が必要です。 コードブロックについては機能が豊富なので、別途以下に使い方をご紹介します。
コードブロックの使い方
上に書いた通り、コードブロックは機能が豊富なのでこちらで具体的な使い方を書きます。
最初の設定
コードブロックを選択した後にブロック先頭の 「⋮⋮」 をクリックして表示されるメニューから、以下を設定しましょう。
- 言語の設定(①)
使用するプログラム言語を選択します。コードブロック内のテキストは、設定されたプログラム言語にてシンタックスハイライトされます。デフォルトはJavaScriptで、主だった言語はサポートされています。プログラム言語だけではなくJSON,Markdown,SQLなどもサポートされています。
- キャプション(②)
ここで言うキャプションとは図、写真、コードなどに添えられている説明文です。選択するとコードブロックの下にコードのキャプションを記入できます。
- 右端で折り返す(③)
コードブロックで長いテキストを入力すると、下にスクロールバーが表示されてスクロール表示できるようになります。右端で折り返すの設定をONにするとスクロールではなくて折り返し表示するようになります。必要に応じて設定しましょう。
- Notionで働く(④:英語版はWork at Notion)
で、その下にNotionで働くなる項目があります。なんだこりゃ?と思いつつクリックすると以下のサイトに飛ばされました。
Notionではこんな形で求人募集しているんですか。気になる人は応募してみてください(笑)
設定後の使い方
設定後の使い方・・・と言っても後はコードをガシガシ書いたりテキストを貼り付けたりするだけです。引用、テキスト等のブロックと違って「Enter」を押してブロック内から出ることはありません。そのままコードの入力を続けることができます。
コードブロック上にマウスを移動すると先頭に薄い文字で何やら表示されます。 左上に表示されているのがコードブロックに設定されているプログラム言語です(①)。表示をクリックするとプログラム言語の変更ができます。 右上には左から順にコピー,キャプションと3点リーダーが表示されています。コピーを押すとコードブロックの内容がクリップボードにコピーされます(②)。キャプションを押すとコードブロックにキャプションが追加されます(③)。3点リーダーを押すと、ブロック先頭の 「⋮⋮」 をクリックしたときに表示されるメニューと同じものが表示されます。
次回はちょっとした仕掛け
いかがでしょうか?ここまで紹介してきたブロックを使えば結構いかしたドキュメントができると思います。次回はちょっとした仕掛けをドキュメントに追加してみようと思います。お楽しみに!!