Notionを基礎から学ぼうという連載のその10です。前回の記事はこちらです。
前回は、データベースブロックをご紹介しました。Notionはページをデータベースで管理できるんですね。
テーブルブロックから変換したデータベースブロックではプロパティがテキストになっていました。でも、Notionにはその他にも色々なプロパティの種類があります。今回はそれらプロパティをご紹介していこうと思います。
タグを使ったプロパティ
前回まではテーブルブロックから変換する形でデータベースブロックを作っていました。今回はいきなりデータベースブロックを立ち上げてみます。テキストブロックがからの状態で「/database inline」と入力すると、データベースブロックが使用可能になります。
表示された内容ですが1点だけ前回のテーブルブロックと表示が異なっています。プロパティ列の先頭の表示がタグとなっていますね。ここではマルチセレクトというプロパティが選択されています。
この状態でプロパティ列のいずれかのセルを選択してみましょう。以下の画面が現れたと思います。
オプションを検索すると記述されている部分には、この列に表記する内容の候補(タグ)を入力します。タグは複数設定できます。また、1つのセルには複数のタグを表記できます。
表記内容が限定されている項目などに使用すると便利ですね。セルに入力された値を取り消すには、セルを選択して対象のタグの右にある「×」を選択します。
タグを使ったプロパティには他にセレクト、ステータスがあります。違いは以下の通りです。
- セレクト
マルチセレクトと同様にタグを設定して入力できますが、1つのセルに入力できるタグは1つだけになります。
- ステータス
3つの項目(未着手、進行中、完了)に登録されているタグを選択、入力できます。タグのうち1つがデフォルト表示に設定され、プロパティの指定や行の以下と同時に各セルにデフォルトでこの値が自動的に入力されます。
入力された内容は他のタグに変更できますが、未選択の状態や複数入力はできません。各項目に設定されているタグは追加、削除、編集できますが、デフォルトに指定されているタグは削除できません。
プロパティの変更方法
データベースブロックには他にも色々な種類のプロパティがあります。プロパティ変更方法は以下の手順で行います。
- プロパティ列の先頭をクリックして以下の画面を開いて「プロパティを編集」を選択する。
- さらに現れた以下の画面から「プロパティの選択」を選択する。
- プロパティの一覧が表示されるので選択する。
その他のプロパティ
今回ご紹介した以外のプロパティは以下になります。
- テキスト
前回ご紹介した基本的なテキストです。
- 数値
数値の表記です。通常の数値の他、パーセント、コンマ付きの数値、各国の通貨などの表記形式が選択できます。
- 日付
日付(と時間)を表記します。期間を指定したり、リマインドを設定することも可能です。セルを選択するとカレンダーが現れて日付を設定できます。
- ユーザー
他のユーザーをメンションできます。
- ファイル&メディア
ファイルをアップロードできます。画像などはサムネイル形式で表示されます。
シンプルなチェックボックスです。
- URL
URLのリンクを入力できます。
- メール
メールアドレスを入力でき、クリックするとメールアプリが起動します。
- 電話
電話番号を入力できます。クリックすると通話を促します。
フィルター機能
ページのタイトル(データベースブロックの一番左)やプロパティのフィルター機能を使用すると、それらの値によってデータベースブロックの表示内容を絞ることができます。手順は以下の通りです。
- フィルターを設定したい列の先頭を選択して以下の画面を開いて「フィルター」を選択する。
プロパティーの種類によってフィルターの設定画面がひらくので、フィルターを設定します。
次回はリレーション
いかがでしたか?データベースブロックはプロパティを使い分けることで、データベースブロック内のページに色々な情報を取り入れることができますね。次回はデータベースブロックの目玉機能、リレーションについてご紹介しようと思います。お楽しみに!!