Notionを基礎から学ぼうという連載のその3です。前回の記事はこちらです。
ドキュメント構成を考える
前回はページブロックを使って複数のドキュメントを管理する方法をご紹介しました。Notionはページの中に複数のブロックを配置する事でドキュメントを構成しているのですが、ページ自体もブロックの1つなんですね。ページの下にページを配置できる・・・これって凄くないですか！！
でも、肝心のドキュメント内容なんですが簡単なテキストを書いただけです。公開されているNotionのページは見出し、段落、箇条書きなど、見やすい構成になっています。今回はドキュメントの構成について考えてみようと思います。
どうやって構成していくか
今までご紹介したのはページとテキストの2つのブロックだけ。さすがにこれだけでは見やすい構成のドキュメントを作るのはむりでしょう。それではどうやってドキュメント構成を実現しているのでしょうか？答えはブロックです。Notionにはテキストブロック以外にも文字を表記できるブロックがあって、それらを組み合わせることで色々な表現を実現しています。今回は、以下にドキュメント構成を実現するブロックを紹介します。
これらのブロックは空のテキストブロックで「/」を入力すると候補が出て選択できますが、ブロック名の右にカッコ内で表示しているコマンドを入力する事でも呼び出し可能です。
見出し1～3（/h1,/h2,/h3）
3段階の大きさで見出しを設定します。見出し1は「#」、見出し2は「##」、見出し3は「###」とスペースで呼び出すこともできます。ここ等へんはMarkdownと同じです。
箇条書きリスト（/bullet）
先頭に「・」を打った箇条書きリストを作成します。「-」、「*」、「+」とスペースで呼び出すこともできます。このブロックに文字を入力して「Enter」を押すと、その下にも同じ箇条書きリストブロックが作成されて入力できるようになります。
また、作成した箇条書きリストのうち一番上のブロック先頭の 「⋮⋮」 をクリックして表示されるメニューの「リスト形式」を選択すると先頭のマークを3種類（ディスク「●」、サークル「〇」、スクエア「■」）の中から選択できます。変更すると併せて下に続くリストのマークも変更されます。
番号付きリスト（/num）
先頭に数字を打った箇条書きリストを作成します。「1.」とスペースで呼び出すこともできます。また、「a.」とスペースで先頭にアルファベットを打った箇条書きリストを呼び出すこともできます。このブロックに文字を入力して「Enter」を押すと、その下に先頭の番号が1つ増えた番号付きリストブロックが作成されて入力できるようになります。
また、作成した番号付きリストのうち一番上のブロック先頭の 「⋮⋮」 をクリックして表示されるメニューの「リスト形式」を選択すると先頭の表示を3種類（数字「1.」、アルファベット「a.」、ローマ字「ⅰ.」）の中から選択できます。変更すると併せて下に続くリストのマークも変更されます。
番号付きリストブロックも他のブロックと同様に先頭の 「⋮⋮」 を選択してドラックすることで移動ができるのですが、途中の番号を移動すると移動先での先頭の番号は1になります。また、移動していない他のリストについては番号が最初から振りなおされます。
ブロックの種類は他にもたくさんあるのですが、取あえず今回はここまでとしましょう。
インデント
ブロックは移動できるとは以前お話しまししたが、ページや箇条書きリスト、番号付きリストのブロックを移動先に選択できます。ページブロックにドラックして移動すると、そのブロックはページブロック内に移動して最後に追加される形になります。箇条書きリスト、番号付きリストのブロックではその下に字下げ（インデント）されたうえでブロックが配置されます。
その他のブロックも選択して「TAB」を押すとインデントできます。取り消す場合は「SHIFT+TAB」です。 それでは下に字下げしたブロックを従えたブロックを移動すると、どうなるのでしょうか？答えは下のブロックごと移動する・・・です。わかりやすいですね。
なお、タイトルのすぐ下の行やインデントが設定されていない見出しのすぐ下の行はインデントできません。
ドキュメントを作ってみる
今回ご紹介したブロックとインデントを使って以下のドキュメント（？）を作ってみました。
この様な簡単な例を作って練習すると、操作に慣れると思います。
さらなる工夫
いかがでしょうか？これでドキュメントの構成を色々設定できますね。でも、まだ工夫できることがあるんです。次回はその他のブロックを使ってドキュメントをカッコよくしていこうと思います。お楽しみに！！
