書くことについて

皆さんこんにちは。HiroCom777です。1月からノンプロ研の技術ライティング講座講師を拝命しました。

ここでは、これを機に書くことについて再考してみました。

技術ライティング講座とは何なのか

そもそも技術ライティング講座とは何なんでしょうか。ノンプロ研ではメンバー皆さんが、日々学びに取り組んでいます。そして学びの行為の中で、多くの割合を占めるのが「書くこと」つまりライティングとなります。この講座では 技術に関する文章を書くための知識とスキルを身につける をゴールとしています。

数回にわたってライティングに対しての考え方、ツールの使い方、企画の立て方などを学んでいきます。最終的には企画書をもとに、書籍(技術書典での同人誌)執筆のチャンスもあるというものです。僕も2冊ほど書かせていただきました。

随分毛色が変わっていますね。何せこの講座、正しい答えというものがないので・・・

書くことのメリット

まず「書くこと」のメリットについて考えました。

アウトプットになる

物事を学習する場合、インプット、アウトプットの作業があります。その比率なのですがインプットが3~4、アウトプットが6~7程度が理想なのだそうです。アウトプットする方法として

  • 実践する
  • 書く
  • 話す

などがあげられますが、このうち一番お手軽なのが書くことなんですね。とくに現在は、デジタルツールの普及によって簡単に書けるようになりました。また、同時に仕事、私生活で何かを書く機会は飛躍的に増えてきています。そういう意味でも、ライティングスキルを身につけることに意義があります。

アウトプット先は個人メモなどのクローズドな物から、SNSブログなど世界に向けた物まであります。広範囲にアウトプットしていけば、その分フィードバックも多く期待できます。

整理できる

学んだことを書くことで、学んだことを整理できます。同じ量の学びをしたとして得られる、価値があるとします。その学びが整理されているものと、そうでないものでは、整理されている物の方がより大きな価値があるはずです。学ぶにはある程度の時間、体力、お金などのリソースをつぎ込まなければなりません。同じリソースをつぎ込むのであれば、より大きな価値を得たいじゃないですか。

もちろん整理するのも時間がかかります。でも、そうして得られる価値の増加は最初の学びに比べて格段に大きなものです。また、整理していくと一連の学びの中で欠落している点が見えてきます。この欠落している点を学びで埋めていけば、すでに学んだものの価値も含めてさらに大きな価値が得られます。

記録となる

書いたものは記録に残せます。デジタルツールを使えば記録も簡単にできるようになりました。デジタルツールを使えば、過去に記録した内容から検索して取り出すことができます。

ここで強く主張したいことがあります。それは「人は必ず忘れる」ということです。

つまり、忘れても簡単に検索して見つけ出せる記録は、とても価値があるということです。さらに、きちんと整理されて記録されている情報は、容易に検索ができます。こちらも価値の増大につながります。

時間とモチベーション

学びをするために「時間がない」という声をよく聞きます。でも、時間さえあれば学ぶことができるのでしょうか。なんでもそうなのですが、学びのために書き続けるには「モチベーション」の維持が必要です。どうすれば維持できるのでしょうか。

僕は、上で説明した得られる価値を明確に認識することで、モチベーションが維持できると思います。誰でも大きな価値が得られるとわかっていれば、意欲がわきやすいですよね!!

でも、価値を認識することは非常に難しいです。人によって価値の基準はバラバラですし、何が価値となるかも異なります。簡単な方法はありません。学んでいる際には得られる価値について常に考える必要があります。

これは書いている最中だけではなく、日常生活の中でも常に意識しましょう。どこにヒントが隠れているかわかりません。

書くことについて考えてみました

以上、書くことについて考えてみました。

たまには、この様な見直しをしてみるのもいいですね。それではまた!!