Re:VIEWって何だ(Re:VIEWに挑戦②)

Re:VIEWに挑戦する連載の2回目です。前回の記事はこちらになります。 hirocom777.hatenadiary.org

Re:VIEWって何だ

前回はRe:VIEWを使えば書籍の原稿を簡単に作れるかも?というお話をしました。

今回はRe:VIEWの概要についてお話しようと思います。

Re:VIEWとは

前回のおさらいです。Re:VIEWは書籍の原稿を作成する強力なツールです。独自のフォーマット(Re:VIEWフォーマット)を使用して記述されたテキストデータをPDFやMarkDownなどのフォーマットに変換できます。

動作環境なのですが、以下に明記されています。

review-knowledge-ja.readthedocs.io

Rubyインタプリタ2.4以上がインストールされたOS環境。推奨環境はLinuxおよびmacOS。残念ながら僕がメインで使っているWindowsでは、セットアップの報告がある・・・という記述にとどまっています。またPDF生成を行う場合には、日本語TeX環境が必要とのことです。動作環境の構築には一工夫必要なのかもしれません。

前述した通り、Re:VIEWフォーマットはテキストデータで記述されます。ですのでファイルを作成するにはテキストエディター(Widowsで言うところのメモ帳やVScodeなど)があれば可能です。取あえずファイルを作って試してみましょう。

Re:VIEWフォーマットを試す

今回ファイルを作成するにあたってエディターとしてVScodeを使用します。実はVScode用にRe:VIEWフォーマットのテキスト変換結果をプレビューできる拡張機能があるんです。さっそく試してみたいと思います。Re:VIEWフォーマットファイルの拡張子はreです。ファイルTEST.reを作成してみましょう。内容は以下を入力してください。このファイルをVScodeで開きます。

= Re:VIEWに挑戦

この連載ではRe:VIEWの使い方とその導入について学んできたことを記録してご紹介していきたいと思います。

== Re:VIEWって何だ

Re:VIEWは書籍の原稿を作成する強力なツールです。

拡張機能を使う

それではVScode拡張機能を使ってプレビューを見てみましょう。拡張機能(Ctrl+Shift+X)を選択して(①)上の窓にRe:VIEWと入力します(②)。候補が出てきますので、そのものであるRe:VIEWを選択してインストールしてください(③)。 右上にShow previewと出てきますのでクリックして選択します(④)。 すると・・・ あ、なにこれ!!プレビューでてきた!!しかも第1章とか本らしくなってます。すごいですね。

おかしなときは・・・

ちょっといたずらして、==で始まっている行の先頭の=を1つ削除してみましょう(⑤)。するとプレビューも消えてしまいました。 右側には、以下の様に表記されています。Re:VIEWフォーマットのルールに沿っていない書き方だと指摘しているようです。

Start writing Re:VIEW content with '= title' (top level header). 
Or if you have written contents but seeing this, check syntax errors.

こんな時はデバッグコンソール(Ctrl+Shift+Y)を選んで表示させます(⑥)。左上の数字を選択すると・・・問題のある個所を指摘してくれます(⑦)。便利ですね!!

次回はLinux

いかがでしょうか、Re:VIEWフォーマット。意外と簡単に書けると思いませんか?次回からRe:VIEWの動作環境構築に取り組んで行きたいと思います。まずはLinux。結構マニアックで敷居が高いイメージですが、最近は簡単に始める方法があるみたいです。お楽しみに!!

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