Re:VIEWに挑戦する連載の4回目です。前回の記事はこちらになります。 hirocom777.hatenadiary.org
引き続き準備
前回はLinux(Ubuntu)の環境を構築しました。意外と簡単にできましたよね!!でもまだRe:VIEWを使うにはインストールしなければいけないアイテムがあります。Rubyと日本語TeX環境です。これらを整えた状態でRe:VIEWが動くのです。
でもここで朗報です。これらの問題を一気に片付ける方法がある様です。今回は、その方法についてご紹介したいと思います。
Docker Desktopとは
その名はDocker Desktop for Windowsと言います(以後、Docker Desktopと呼称します)。Docker Desktopはコンテナー型のアプリケーション実行環境を構築できるソフトウェアです。また、色々な環境構築の設定ファイルが公開されています。Re:VIEWを使用する環境構築の設定ファイルも公開されていますので、これを利用すれば簡単にRe:VIEWを使える様になります。Docker Desktopは前回インストールしたWSL 2(LinuxのUbuntuディスとリビュージョンなど)の環境で動作します。
インストール
それではDocker Desktopをインストールしてみましょう。以下からインストールプログラムをダウンロードして実行します(①)。 www.docker.com 以下の画面が出るのでOKボタンを押します(②)。 Install requred Windows components for WSL 2(WSL 2に必要なWindowsコンポーネントをインストールする)にチェックが入っていても問題ありません。ちなみに、WSL 2をインストールせずにDocker Desktopをインストールしようとすると、途中でWSL 2のインストールを要求されます。
続いてファイルの解凍とインストールが始まります(③)。 完了画面がでたら、Closeボタンを押して終了します(④)。 デスクトップのショートカットからDocker Desktopを立ち上げましょう。
利用規約の確認画面が出てくるので確認します。中小企業(従業員数250人未満、年間収益1,000万ドル未満)、個人使用、教育、および非営利のオープンソースプロジェクトでは無料で使用可能です。大企業で専門的に使用するには、有料のサブスクリプションが必要となります。
規約に同意できるのであれば、I accept the termsにチェックを入れてAcceptボタンを押します(⑤)。 weekly tipsの画面が出てくるので閉じると、Docker Desktopの画面が現れます。 以上でインストールは完了です。
Docker Desktopの使い方
Docker Desktopの使い方ですが、操作は主にWindows Terminalで行います。表示されたDocker Desktopの画面は閉じて構いません。Windows Terminalを立ち上げて、以下を入力してみてください。
docker version
すると、以下の画面が出てきました。インストールされたDocker環境のバージョン情報が表示されます。(長くなるので途中省略します)
Client: Cloud integration: v1.0.22 Version: 20.10.12 API version: 1.41 Go version: go1.16.12 Git commit: e91ed57 Built: Mon Dec 13 11:44:07 2021 OS/Arch: windows/amd64 Context: default Experimental: true Server: Docker Desktop 4.5.1 (74721) ・ ・ ・
これでDocker Desktopが正常にインストールできていることを確認できました。
実際に使ってみる
いかがでしょうか。これでDocker Desktopの準備が整いました。次回は実際に使ってみたいと思います。お楽しみに!!