預金(簿記の学習_05)

簿記3級を学んでいこうという連載の5回目です。前回の記事はこちらになります。

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この連載ではふくしままさゆき先生の動画を使って簿記3級の勉強をしていきます。

前回は「現金」について学びました。企業での日々の現金管理は、こんな具合で行われているんですね。 今回のお題は「預金」です。銀行が絡んでくるということですよね。。以下の動画で学んでいきたいと思います。

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基本的な仕分け

預金における基本的な仕分けを見ていきましょう。

「銀行に行って現金1,000円を普通預金に預けた」場合の仕分けは

(借)普通預金 1,000(貸)現金 1,000

になります。

普通預金50,000円を定期預金へ振り替えた。 その際、手数料300円が普通預金口座から差し引かれた。」場合の仕分けは

(借)定期預金 50,000(貸)普通預金 50,300
(借)支払手数料 300

となります。普通預金から振り替えた金額+手数料がひかれます。 借方は定期預金という資産とともに、支払手数料という費用が記載されます。

普通預金に利息500円が付いた。」場合の仕分けは

(借)普通預金 500(貸)受取利息 500

となります。受取利息という収益が発生します。

「手元にある3,000円の郵便為替証書を普通預金へ預けた。」場合の仕分けは

(借)普通預金 3,000(貸)現金 3,000

となります。郵便為替証書は現金と同じ扱いでしたね。

「預金」での論点

「預金」での論点は以下の3つになります。

  1. 小切手での取引(一般)
  2. 自己振出の小切手
  3. 当座借越(令和元年度試験より改定)

1つずつ見ていきましょう。

小切手での取引(一般)

当座預金口座は主に企業が開く預金口座です。当座預金口座を開くには、銀行の審査があります。 当座預金口座をつくると、小切手・手形を振り出せる(お金を持ち歩く必要がない)。 預金通帳がない。利息が付かないる。

一般的な小切手の取引を見てみましょう。

A社はB社から30万円のPCを購入して、小切手を振り出してB社に渡したとします。

この時のA社側の仕訳は

(借)備品 300,000(貸)当座預金 300,000

この場合、小切手を渡した時点で当座預金から支払ってた扱いになるんですね。実際にはB社が銀行に行って受け取るのですが、いつ受け取るかはわからないので、このような扱いになります。 したがってB社が小切手を持って銀行で現金を受け取った時の、A社側の仕訳は、仕訳無しとなります。

同じ取引でB社側の仕訳は

(借)現金 300,000(貸)売上 300,000

となります。他人振出の小切手は換金が容易なので、前回出てきた通貨代用証券の扱いとなります。 したがってB社が小切手を持って銀行で現金を受け取った時の、B社側の仕訳も、仕訳無しとなります。

自己振出の小切手

A社はB社から30万円のPCを購入して、小切手を振り出してB社に渡したとします。この時のA社側の仕訳は先に述べたとおりです。 B社はC社に対する未払金30万円の支払いのため上の小切手をC社に渡しました。この時のA社側の仕訳は、仕訳無しです。 C社はA社に対する未払金30万円の支払いのため受け取った小切手をC社に渡しました。この時のA社側の仕訳は、

(借)当座預金 300,000(貸)未収入金 300,000

この場合、受け取った小切手の勘定科目は当座預金となります。 他人振出の小切手は受け取ったときに現金の受取として扱い、自己振出の小切手は当座預金の増加となります。

当座借越

続いて当座借越です。通常企業が銀行からお金を借りるときには、銀行に申し込んで、審査をしてもらって、契約締結をします。 でもそれでは、一時的に大きな金額が欲しくなった時などに手続きが面倒になります。そこで、あらかじめ設定した限度額までなら「いつでも」、「すぐ」借りられる契約を銀行と結んでおきます。これを当座借越(銀行側からみると当座貸越契約)といいます。

当座預金の残高よりも多い金額を支払う必要が発生したとき、当座借越契約を結んでおけば支払いが可能になります。(一時的な借金状態)

実際の仕訳を見てみましょう。 「買掛金200万円を当座預金から支払った。当座預金には50万円しかないが、あらかじめ銀行と限度額1億円の当座借越契約を締結している。」この場合の仕訳は

(借)買掛金 2,000,000(貸)当座預金 2,000,000

となります。このとき当座預金口座はマイナスとなりますが、この処理は決算で行います。

補足

企業は通常複数の銀行と取引しています。この場合の仕訳例をご紹介します。

「A銀行の当座預金とB銀行の当座預金に、それぞれ現金で100円ずつ預金した」この場合の仕訳は

(借)当座預金A銀行 100(貸)現金 200
(借)当座預金B銀行 100

となります。

次回は商品売買

いかがでしょうか。企業と銀行のやり取りを少しだけ覗けたみたいです。 次回は「商品売買」です。企業活動の主役ですね。お楽しみに!!

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