皆さんこんにちは。2021年の2月から翌2022年3月まで、僕は『ADOでCSVを扱う』というテーマでブログの連載をしていました。連載は以下からご覧になれます。
そして今回、上の連載をもとに内容を見直して纏めた本を書きました。
『技術書典14』にて2023年5月21日発売となります!!
今回で2冊目の本になります。前回はGrove Beginner Kit For Arduinoというマイコンボードキットについて書いたブログ連載を本にしました。
この記事では2冊目となる本書の概要についてお話します。
企画書
まずは本書の企画書について一部抜粋してご紹介します。
# 企画書 CSVファイル読み込みで学ぶExcel VBA ADO入門 ## 狙い CSVファイルの読み込みに困っているノンプログラマーに、ADOによる手法を紹介することで秘かにデータベースの世界に誘(いざな)う ## ターゲット * Excelを使って作業をしているがCSVファイルの取り扱いに困っている人。 * VBAによる開発の基本を理解している人 * 基本的な制御構文、変数の使い方を理解して簡単なプログラムを書くことができる * シート、セルの基本操作ができる * テキストファイルの入出力操作ができる * フォームコントロール等を使って簡単なツールを作れる * データベース、SQLに興味がある人。 ## 背景 IT技術が進んだ現代でもCSVファイルを使うことがよくあります。Excelファイルなどと違って機能が少ない分シンプルで取り扱いが楽です。 同時にCSVファイルをめぐっては、色々なトラブルを見ることがあります。代表的なのはExcelで開いたときにデータが意図せず変換されてしまうというもの。Power Queryを使って開く方法もありますが、大きなファイルを開く際に時間がかかるなどの欠点があります。 それに折角読み込んだけれど、その後の処理が大変だったりしませんか?読み込んだ順番を並び替えたり、指定した行だけ読み込んだり、計算したりの処理が読み込みと同時にできると便利ですよね。 そんな時に僕がオススメするのがExcelでADODB.Connectionオブジェクト(以下、ADO。Excelに標準で搭載されている)を使った方法です。少し敷居が高いのですが、使い方が解れば便利この上ありません。簡単確実なうえに、色々な応用方法も考えられます。 ADOはもともとデータベースを扱う技術なのですが、CSVファイルも扱うことができます。単にファイルを読み込むことに使ってもなんら問題ありません。本書ではADOを使ってCSVファイルを簡単に開く方法をご紹介します。皆様の日常業務のお役に立てれば幸いです。 # 構成 ## はじめに ## 第1章 ExcelとCSVファイル ### 1.1 CSVファイルとは何か ### 1.2 ExcelでCSVファイルを開くと・・・ ### 1.3 データの取得から読み込む ## 第2章 ADO ### 2.1 ADOとは何か ### 2.2 コードの解説 ### 2.3 問題の確認と解決 ### 2.4 schema.ini ### 2.5 CSVファイル読み込みツール ## 第3章 色々な読み方 ### 3.1 データベースの⼿法を使う ### 3.2 SQLとは何か ### 3.3 コードの解説 ### 3.4 SQLでCSVファイルを読み込むツール ## 第4章 SQLを使う ### 4.1 SELECT文の基本 ### 4.2 ツールの使い方 ### 4.3 行の選択 ### 4.4 列の設定 ### 4.5 日付と時間 ## 第5章 高度なSQL ### 5.1 使用するファイル ### 5.2 統合する ### 5.3 結合する ### 5.4 集計する ### 5.5 サブクエリ ### 5.6 グループ化 ### 5.7 外部結合 ## おわりに
こうしてみると、よくもまぁ書いたものだと感心します。元のブログは30本にわたる連載ですので自ずとコンテンツも充実しています。
新しい出会いも
本を出したとによって、新しい出会いもありますね!!
オフライン参加します
前回本を出したとき、世の中はコロナ過の真っ最中で技術書典はオンラインのみの開催でした。でも、前回の『技術書典13』からはオフラインも復活!! 今回の『技術書典14』でもオフラインで販売します。
2023年5月21日(日)11:00~17:00池袋サンシャインシティ 展示ホールD『あ23』でお待ちしています!!
登壇します
Twitterで知り合いになった方にお願いして登壇させていただくことになりました。2023年5月20日(土)20:00~です。本のネタバレも話しちゃいます!!
ぜひご参加ください。
これからも
とりあえず今回のイベントに全力を注ぎます。終わったら次のことを考えますね。また別な形で書籍と関われたらいいなと思っています。 最後まで読んでいただきありがとうございました!!