Excelからシリアル通信を実現してみようという連載の4回目です。前回の記事はこちらになります。
前回は通信モニターを使ってPCから送信したデータを確認してみました。一応できたのですが、手法としては今ひとつですね。
今回はもっと実用的な方法を探っていきたいと思います。
LoopBackTestツール
そんな訳で以下のツール(LoopBackTestTool)を作成してみました。通信モニターと送受信のやり取りができます。以下からダウンロードしてください。
このツールは指定したデータをシリアル通信で送信直後にデータの受信を行います。
使い方
それでは早速使い方を説明します。まずはArduinoの通信モニターを接続して接続ポートを確認してください。次にLoopBackTestツールを起動したら接続ポートを設定してください(①)。送信データ欄に送信する文字データを入力後(②)に送信ボタンを押します(③)。
この連載で作成した通信モニターは、データを受信と同時に受信したデータを送信します。LoopBackTestツールの受信データ欄に受信データが表示されます(④)。
皆さんも、実際に通信モニターを接続して動かしてみてください。
次回はコードの解説
いかがでしょうか。これでシリアル通信でデータの送信、受信ができました。実際に送受信できるようになると、面白くなってきますね。次回はLoopBackTestToolのソースコードを解説します。お楽しみに!!