皆さんこんにちは。HiroCom777です。僕は普段ExcelとVBAで仕事をする事が多いのですが、主な用途は計算とか文章の作成とかといった感じです。皆さんも大体同じではないのでしょうか。でも、Excelを使ってハードウェアの制御ができたら便利だと思いませんか?ExcelからPCに接続した機器を操作したり、自動的にデータを収集したりできると便利ですよね。
そういった用途に使うためにシリアル通信という機能があります。最近のPCにはシリアル通信のインターフェイスが装備されていないのですが、機器を接続してPCと通信したいという用途はまだあります。そこでUSB経由でシリアル通信インターフェイスを実現する機器が売られています。
つまりExcelからシリアル通信ができればPCに接続した機器と通信ができるのです。なんだか楽しそうですよね。
実際のシリアル通信
話はちょっとそれるのですが、僕はArduino(マイコンボード)を使うことも多いです。ブログでも何件か記事を書いていますし、本も出しているんですよ!!
ArduinoはPCとUSBで接続してプログラミングしたり、通信したりします。実はこれもシリアル通信です。シリアル通信の概要については、この一連の連載の中でご紹介していますので参考にしてください。
つまり、Excelからシリアル通信を使うことができればArduinoと通信できるんですよ。
Microsoft Data Streamer
ここでちょっと小耳にはさんだのですが、「Microsoft Data Streamer」なるものが最近Microsoftから提供されているというのです。
これはExcelのアドインで、実装するとExcelからシリアル通信を使うことができるというものだそうです。なんだかちょっと魅力的じゃないですか。
でも残念、このアドインは「Microsoft 365」に提供されている物なんです。僕の環境はExcel2019ですので使えないんですよね。
Excelでシリアル通信をしてみよう
そこでですね、この連載では「Microsoft Data Streamer」を使わずにExcelからシリアル通信を実現してみようと思うのです。併せてシリアル通信の詳細についても迫っていこうと思います。まずは簡単な通信からやってみましょう。まずは通信する機器を準備しましょう。Ardunnoを使います。お楽しみに!!