Notionを基礎から学ぼうという連載のその6です。前回の記事はこちらです。
前回は、ToDoリスト、トグルリスト、トグル見出し、同期などのブロックを使って文書にちょっとした多仕掛けを作る方法をご紹介しました。これらのブロックを上手く使えばわかりやすく、管理しやすい文書ができます！！
今までは色々なブロックを紹介しながらNotionの使い方を探っていきましたが、今回は別の機能であるメンションに取り組んでたいと思います。でも、そもそもメンションって何なんでしょうか？
メンションとは
メンションは英語で「言及」とか、「話題に挙げる」言う意味があります。SNSとかで特定のメンバー宛に通知する機能などを指します。「メンションを付ける」とか「メンションを飛ばす」とか言いますよね。Notionにはメンバー以外にもメンションをつける機能があります。
Notionでメンション機能を使うにはブロック内に「@」を入力します。以下の様なメニューが出てくるので機能を選択して使用します。
入力はブロック内の先頭からできますし、テキストの途中でも直前にスペースを入れれば可能です。メンション機能を使わずにそのまま「@」を入力したい場合は、入力後にESCキーを押すとメニューが消えて入力されます。
それではNotionのメンション機能についてご紹介します。
ページ（①）
Notionではページをメンションできます。「@」を入力した際に現れるメニューの下の方にページの候補が出てきますので選択するとページへのメンションができます。変換された内容をクリックすると選択したページへと移動します。選択したいページがメニューの候補にない場合、ページ名を入力して検索できます。
また、あらかじめページのリンクURLをコピーしておいてテキストに貼り付け（テキスト途中の場合は直前にスペースを入れて）ると、以下のメニューが現れます。
ここで「ページをメンションする」を選択するとページのメンションができます。
メンバー（②）
「@」を入力した際に現れるメニューに表示されるメンバー名を選択すると該当メンバーへのメンションとなります。メンションされたメンバーにはメンバーのNotionの設定、状態によって以下の通知が行きます。
- 共通
サイドバー上部の「更新一覧」の横に通知数とマークが表示されます。
- アプリがインストールされていて開いている場合
デスクトップのプッシュ通知が発生します。サイドバーの通知と設定で「デスクトップでのプッシュ通知」をONにする必要があります。
- Notionを開いていない場合
メールが送信されます。サイドバーの通知と設定で「メール通知」をONにする必要があります。また「常にメール通知を送信する」をONにするとNotionを開いていてねメールが送信されます。
日付（③）
「@」の後に日付を表す文字（1/2、昨日、今日、明日、today、tomorrow、yesterdayなど）を入力すると日付をメンションします。「今日」等の文字は日付が経過すると普通の日付表記（例：2022/06/08）に変わります。
一度設定した日付のメンションをクリックすると、以下のメニューが現れて日付の変更やメンションの設定の変更ができます。
- 終了日を含む
ONにすると指定した日付以外に終了日を設定できます。指定した日付より前の日を設定すると指定日はその日に変更となり、変更前の指定日は終了日になります。設定後は表記が以下の様になります。
- 時間を含む
ONにすると時間を設定できます。メニュー上部に時間表記が現れるので編集することで設定を変更できます。設定後は表記が以下の様になります。
- リマインド
リマインダーを設定できます。設定するとリマインドした日付よりも以前の状態では表示色が青、日付以降は赤になります。設定は時間を含まない場合は当日、1日前、2日前、1週間前（いずれも午前9時）、時間を含まない場合には開始時、5分前、10分前、15分前、30分前、1時間前、2時間前と1日前、2日前の午前9時が選択できます。
リマインドした日時を過ぎるとユーザーに通知が行きます。通知内容は、メンバーへのメンション時の通知と同じで、ユーザーのNotionの設定、状態によって変わります。
これはスケジュール管理をするときに便利な機能ですね！！
次回はリンク
いかがでしょうか？Notionではメンバーへのメンションを飛ばすこともできるのですが、他にもページや日付にメンションを付けることができるんですね。次回はリンクに取り組んでみたいと思います。Notionのブロックには個別にリンクのURLが貼り付いています。これらを有効活用する方法を考えてみようと思います。また、今回ご紹介したページへのメンションとの違いも見ていきたいと思います。お楽しみに！！
