Gitを知ろう
皆さんこんにちは、HiroCom777です。最近になって僕の身の回りでもGit、GitHubを使用してドキュメント、プログラムの管理をするという話が湧いて出てきています。
ひとつは職場のプログラム管理。職場のお偉いさん方がGit、GitHubを使えと号令をかけてきました。でも、こちらは号令だけでなにもできていないのが実情です(笑)
もうひとつは所属しているノンプロ研で技術書典向けに本を書いてみようという話がありまして・・・
原稿のやり取りをGit、GitHubを使って行いました。なんとか最後までやり遂げた体になったのですが、作業はできたものの今ひとつ違和感があるのです。毎回所定の作業をするのですが、その作業が完了するたびに
『なんでファイルのアップや修正に、こんな複雑なことをしなければならんのかな?』
という疑問が残るんです。『ファイルのやりとりならメールとかでいいじゃん!!』みたいな感じですね。
でも実際の世の中ではGit、GitHubが主流となっています。これは、この手法が優れていることに他ならないからでしょう。実際の所、不特定多数の人たちと一緒に仕事をするときに主流となっている方法が使えないというのは不便です。そして、この様に疑問が残る状態でファイルの管理、やり取りをすること自体に問題があります。僕自身、使ってみた感想として『これは場数をこなして慣れる必要があるな・・・』と実感しました。
結局、使いこなしている人たちは色々な経験を通して習得しているんじゃないですか?
そこでGit(GitHubは後回し。まずはGitだけで取り組んでみる)を基本から勉強して、その内容を少しずつ理解しながら記録してみようと思い立ちました。皆さんお付き合いください。対象となる環境はWindows 10です。
Gitって何?
ではまず、Gitとは何なのか簡単に触れていきたいと思います。Gitとは、テキストデータ、プログラムのソースリスト、その他のデジタルデータの変更を管理(バージョン管理)をするためのツールです。作ったのはLinux(パソコン用に作られたOS。今ではその他にもさまざまなシステムで使われている)の創始者リーナス・トーバルズ氏。簡単に言うと神様です。
そんな神様が自分の仕事(ソフトウェアの開発と管理)のために僅か10日で作ったツール。それがGitです。神様が使う訳ですから便利な機能満載なわけです。Linuxの開発には大勢の人たちが協力していて、それらの調整、管理も神様がこのツールでやっているんです。すごいツールっていうことですね。
そりゃ全部を理解するのは難しいわけです。でもね、簡単な管理だけでよければ我々でも使えるみたいなんですよ。幸いなことに、この神様は大変お優しい(慈悲深い)。『みんな、このツール便利だから無料で使っていいよ!!』って言ってくれています。神様有難うございます!!
何ができるの?
デジタルデータの変更を管理(バージョン管理)をするためのツールですが、具体的にどういうことができるんでしょうか?Gitを使うと作成、編集しているデータ、プログラムなどを任意のタイミングで保存、記録できます。もし何か問題があって以前の形に戻りたい場合、保存しているタイミングであれば戻ることができます。
また、1つのファイルや開発対象に複数人でコミュニケーションをとりながら開発を進めることができたりします。この複数人というのが肝で、人数が増えれば増えるほど管理が複雑になっていくものですが、この管理をスマートに行うことができます。
と言う訳で、このすごいツール'Git'に挑もうと思います。まずはGitを使う準備をしましょう。
Gitを使う準備
それではGitを使う準備から整えていきましょう。以下のサイトを参考にしてインストールしてください。
インストール後の設定はこちらを参考にしてください。
上の記事ではテキストエディターとしてVS codeを指定していますが、メモ帳を使いたい方は、以下の設定で使うことができます。
git config --global core.editor notepad
テキストエディターは版数管理のテキストを編集するときなどに使用します。 これで準備はひととおり整いました。
手始めに使ってみる
次回、早速使ってみましょう。簡単な例から始めてみます。お楽しみに!! hirocom777.hatenadiary.org